ナッツで手軽に栄養補給。専門家おすすめのナッツ・ベスト3
ナッツといえば「食べると太る」「ニキビができる」など、よくないイメージを持っている人もいるのでは無いでしょうか。
しかし、最近は様々なメディアなどでもナッツ類の栄養価について取り上げられる機会が多くなってきているように感じます。
解決スイッチでは、「オイル博士」と呼ばれる慶應義塾大学 医学部教授の井上浩義先生が、おすすめナッツのベスト3を紹介していたので、気ままにまとめてみたいと思います。
ちなみに井上先生、肌がつやつやしておりました。
ナッツは天然のサプリメント
皆さんもナッツにマイナスイメージをもっていませんか?
ナッツのマイナスイメージの原因の1つは脂質の高さだと思います。確かにナッツの成分の50〜60%はオイルですが、それはオレイン酸、リノール酸の必須脂肪酸です。
必須脂肪酸は人間の体内で生成することができないために食物から摂取する必要があります。また、不足すると発育不全、腎障害、脱毛などの症状を引き起こす原因になります。
普段の食事の中で不足しがちなので、むしろ積極的に摂りたい栄養素です。
また、カロリーの高さを気にされる方もいると思います。
番組出演されていた井上先生は一日25g、片手に1杯分くらいのナッツを毎日食べるそうです。
ナッツ25gのカロリーは160kcalぐらいです。お茶碗1杯分のご飯くらいのカロリーなので、これくらいなら毎日食べても問題ないとのことでした。
間食やおやつとして甘いお菓子の代わりにナッツを食べたほうが、健康や美容にもいいですよね。
第3位 – ピスタチオ
おすすめのナッツ、第3位は「ピスタチオ」です。
ピスタチオは、その豊富な栄養価から「ナッツの女王」とも呼ばれています。
特に「カリウム」が豊富に含まれていることから、取り過ぎた塩分や体内で生成された老廃物を、効率的に尿と一緒に排出することができます。
老廃物を排出する効果が高いことから、スポーツのあとに食べると、運動によって体内で発生する様々な老廃物を、尿として排出することを促します。
さらに、ピスタチオはビタミンB1も多く含んでいます。
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変える働きを助けることから、疲労回復の効果が期待できる栄養素です。
ピスタチオは、老廃物を効果的に排出しながら、疲労回復も期待できるという、まさにスポーツにぴったりの食べ物と言えますね。
また、カリウムの効果により塩分を効率的に排出できることから、高血圧予防としての効果も期待できます。
第2位 -「くるみ」
第2位は「くるみ」です。
クルミの特徴は、抗酸化作用をもつオメガ3脂肪酸を、様々な食べ物の中でも特に多く含んでいること。
オメガ3脂肪酸は、動脈硬化を防ぎ、中性脂肪やコレステロールの値を下げる働きがあることから、心臓病や脳卒中、がんなどの生活習慣病予防に効果を発揮すると報告されているものです。
もちろん生活習慣病の予防だけで無く、アンチエイジングの面でも大注目の栄養素です。
このオメガ3脂肪酸、エゴマ油や青魚にも多く含まれますが、それらを普段の生活の中で手軽に摂るのは難しいですよね。
そこで活躍するのがクルミです。
クルミなら手軽に持ち運びができますし日持ちもします。小腹が空いたときに気軽にとれるのがうれしいですよね。
ただ、くるみのネックは値段の高さだと思います。他のナッツ類と比較して、くるみは高いんですよね。
もうちょっと値段が下がればいいな〜、なんて思います。
第1位 – アーモンド
第1位は「アーモンド」でした。
アーモンドの特徴はビタミン・ミネラルが豊富で、そのバランスも良いことです。
そして特に注目したいのが、食物繊維を大量に含んでいること。
日本人は食物繊維が慢性的に不足しており、平均して1日3g足りていないと言われています。
3gの食物繊維は、アーモンドなら25粒程度で補うことができます。
近年、女性に増えている大腸がん。その大腸がんは食物繊維を摂らない人ほど発症する可能性が高いと言われています。
食物繊維が不足すると便秘ぎみになるなど、美容の面でも悪影響が心配です。
アーモンドは値段も手頃で、スーパー・コンビニなど、どこでも手に入るのがうれしいですよね。
積極的にアーモンドを食べて、ビタミン・ミネラルだけでなく、食物繊維も効率的に摂りましょう。